※非常にどうでもいい、確率についてのお話です。
8月6日(日)にフジテレビで放送された「なりゆき街道旅」、ご覧いただけたでしょうか。
8月13日(日)の12時まで、TVerやFODで見逃し配信をしてくれているので、リアルタイムで観られなかった方や、そもそも放送区域外だった方は、ぜひご覧ください!
番組の中で、ハナコの三人とスキマスイッチの二人が、当園のイベント「カラフルじゃがいもガチャ」の6連ガチャに挑戦し、スキマスイッチの常田さんが、見事排出率の一番低い『デストロイヤー』(7%)を引き当てました。
放送を見てくれた何人かの方から、「あんなに確率の低いデストロイヤーをロケで引き当てたのすごいね!」と言ってもらえたのですが、「でもみんなで6回も引いてるわけだし、1回くらい当たるのそんなにすごくなくね?」と思ったので、ちょっと計算してみました。
ガチャを一回回して、デストロイヤー「以外」が当たる確率は、
1-0.07=0.93
で、93%です。
このことから、6回連続でデストロイヤー「以外」が当たる確率は、
(0.93)^6≒0.65 ←0.93の6乗
で、65%です。
つまり、6連ガチャで、少なくとも一回デストロイヤーが当たる確率は、
1-0.65=0.35
で、35%となります。
3回ロケが入って1回デストロイヤーが出る程度の確率なので、じゃあやっぱり、あそこでデストロイヤーが当たったのは運がよかったと言えるかもしれません。
しかしここで、もっと重大なことに気が付きました。
「42%も出るはずの『インカのめざめ』が一回も出なかったのやばくね?」
です。
同様に計算してみましょう。
ガチャを一回回して、インカのめざめ「以外」が当たる確率は、
1-0.42=0.58
で、58%です。
このことから、6回連続でインカのめざめ「以外」が当たる確率は、
(0.58)^6≒0.04 ←0.58の6乗
で、4%です。
6連ガチャを回して、インカのめざめを一回も引かずに済む確率は、たったの4%なのです。
言い換えると、6連ガチャを回すロケが100回あったとすると、そのうちの96回は、少なくとも一回はインカのめざめを引くわけです。
インカのめざめを一回も引き当てなかったキャストの皆さんすげえ!!
…のかなあ?
さて、カラフルじゃがいもガチャに挑戦してくださったお客さんの中には、「うちも6連ガチャ回したけど、インカのめざめ一回も当たらなかった」という方も結構多いと思います。
みんなが4%の狭き門を潜り抜けたのでしょうか。
実はこれにはきちんと理由があります。
ここまでの計算は、すべて、「引き当てるじゃがいもが完全にランダムだった場合」の話をしていました。
しかし実際には、多くの方は、地上部に出ているじゃがいもの茎を見て判断して、ガチャを回していました。
つまり、引き当てるじゃがいもに偏りがあったわけです。
端的に言うと、地上部の茎的に、あまり魅力的に見えなかったじゃがいもが、実はインカのめざめだったのです。
来年「カラフルじゃがいもガチャ」に挑戦しようと思っている方、ぜひガチャを回す際は上のようなことを考慮に入れたうえで、常田さんのように「傾向と対策」をしっかり練って、ガチャを回してみてください。
いやいや自分は純粋にガチャを回したいんだという方、余計なことを言ってしまいすみませんでした…。アンラーニングして臨んでください。
個人的には「インカのめざめ」、一番おいしいと思います。